
アンティーク インテリアに憧れはあるけれど、何から始めればいいかわからない!そんな方に向けて、アンティークスタイルの種類から具体的なアイテムの選び方まで、ご自宅で実践できる内容をまとめました。アンティーク専門店のバイヤー視点から、本物の選び方と飾り方のコツをお伝えします。
アンティーク・ヴィンテージ・レトロの違い
一般的に「アンティーク」とは製造から100年以上経過したものを指します。国際的な基準(米国関税法など)でも100年以上を「アンティーク」と定義しており、家具であれば19世紀以前に作られたものが該当します。
「ヴィンテージ」は製造から20〜100年程度経過したもの、つまり20世紀に生産された1920〜2000年代前半のアイテムを指すことが多く、アメリカンヴィンテージであれば1940〜70年代のものが中心です。「レトロ」はより広義で、古い時代の雰囲気を持つデザインや、それを意識して作られた新品も含まれます。
インテリアの文脈では、これら3つを総称して「アンティークインテリア」と呼ぶことが多く、本記事でも時代の風合いを持つ家具・雑貨全般を扱います。
アンティークインテリアの主なスタイル
アンティークインテリアにはいくつかの代表的なスタイルがあります。自分の部屋に合うスタイルを知ることが、インテリアコーディネートの第一歩です。それぞれの特徴を押さえて、方向性を絞りましょう。
アメリカンヴィンテージスタイル
1940〜70年代のアメリカ文化を源泉とするスタイルです。ミッドセンチュリーモダンの洗練されたデザイン、ガレージやダイナーを彷彿させるインダストリアルな空気感、ウェスタンやカントリーの温かみなど、多様なサブスタイルを持つのが特徴です。
アメリカンヴィンテージスタイルについて、さらに詳しくはこちらの記事をご覧ください。
ミッドセンチュリーモダンスタイル
1940〜60年代に生まれた「ミッドセンチュリーモダン」は、機能美と有機的なフォルムを両立したデザイン哲学です。イームズチェアやネルソンのバブルランプに代表されるように、シンプルな形の中に遊び心が宿るのが特徴です。
北欧デザインとの親和性が高く、スカンジナビアンインテリアと組み合わせるコーディネートも人気があります。
インダストリアルスタイル
工場や倉庫のような無骨な空間美を住まいに取り込むのがインダストリアルスタイルです。露出したコンクリートやブリックと、スチール・アイアン製のヴィンテージ家具・雑貨が特徴的です。
ヴィンテージのツールボックス、オイル缶、スケール、TIN缶などのディスプレイ雑貨との相性が特によく、ガレージスタイルのディスプレイがこのスタイルの醍醐味です。アイアン製のシェルフやインダストリアルランプと組み合わせると一気に世界観が深まります。
ヨーロピアンアンティークスタイル
イギリスやフランスのアンティーク家具に代表される、クラシックで格調ある空間が特徴です。優雅な曲線を持つ木製家具、錻力細工の装飾、薔薇や植物のモチーフなど、職人の技術が随所に光ります。
ただし本格的なヨーロピアンアンティークは高価なものが多く、空間全体をそろえることへのハードルが高いスタイルでもあります。一方でアメリカンヴィンテージとの折衷コーディネートも人気で、ウッド家具の骨格にクラシックな小物を合わせるのもおしゃれです。
アンティークインテリアを完成させるコツ
どんなアイテムを選んでも、飾り方や組み合わせ次第で印象は大きく変わります。ここでは長年の経験から導いた、失敗しないアンティークインテリアのコツをお伝えします。
テーマ軸を決める
アンティークインテリアで最もよくある失敗は「いろいろなスタイルを混ぜすぎること」です。アメリカンヴィンテージ、ヨーロピアンアンティーク、北欧ヴィンテージなどを無秩序に混在させると、統一感のない空間になってしまいます。
まず「自分が作りたいのはどの時代・どの国・どのスタイルか」を決め、そのテーマ軸を基準にアイテムを選んでいくことで、コーディネートとしての統一感が生まれます。
素材を合わせる
テーマが異なるアイテム同士でも、「同じ素材」が共通していれば違和感なくまとめられます。例えばウッドとスチールの組み合わせはアメリカンヴィンテージでもミッドセンチュリーでも共通して登場する素材なので、異なる時代のアイテムをつなぐ橋渡しとなります。
3色ルールが基本
アンティークインテリアはアイテムひとつひとつのデザインが個性的なため、色数を増やしすぎると混乱した印象になります。「メインカラー・サブカラー・アクセントカラー」の3色に絞るのが基本です。アメリカンヴィンテージであれば、ダークブラウン(メイン)+タン(サブ)+バーガンディまたはダークグリーン(アクセント)などの組み合わせが定番です。
グルーピングと余白を使い分ける
複数のアンティークアイテムを並べる際は、テーマや素材でまとめた3〜5点を固めて置くことでまとまりが生まれます。一方でアイテムとアイテムの間には余白を設けることで、ひとつひとつの存在感が際立ちます。
まずはお気に入りの一点から
アンティークインテリアを作り始める際、最初からすべてを揃えようとする必要はありません。まず一点、お気に入りの”主役アイテム”を見つけることから始めましょう。その一点を軸に、少しずつ脇役を加えていくプロセス自体が、アンティークインテリアの醍醐味のひとつです。
アンティークインテリアアイテムをお探しの方へ
COACHELLA HEAD STORAGE(コーチェラヘッドストレージ)は、アメリカより直接買い付けたヴィンテージ・アンティーク家具と雑貨を扱うアンティークショップです。ビンテージ家具・ミッドセンチュリー家具・雑貨など、アンティークインテリアにぴったりなアイテムを幅広く取り揃えております。
すべてスタッフがアメリカ現地で買い付けた一点ものです。常時新商品が入荷していますので、気になるアイテムはお早めにご確認ください。


